DMAT DMAT

DMAT

活動の目的

DMAT(Disaster Medical Assistance Team)とは、災害の急性期(おおむね48時間以内)に活動できる機動性を持った、専門的な訓練を受けた災害派遣医療チームです。

活動の内容

大地震や航空機・列車事故など多数の傷病者が発生するような災害時に、被災地に迅速に駆けつけ、各行政機関、消防、警察、自衛隊、災害拠点病院と連携しながら、広域医療搬送、病院支援、域内搬送、現場活動などの医療的支援を行います。
有事に備えて、トリアージ・応急医療・搬送といった災害医療活動の訓練を積み重ねています。
平成26年8月豪雨により発生した広島市土砂災害、平成28年4月に発生した熊本地震において、当院のDMATも出動しました。

平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害へのDMAT派遣(平成26年8月20日)
被災地で活動する当院の救急車(4WD)
熊本地震によるDMAT派遣(平成28年4月19、20日)
熊本地震の発生により、厚生労働省DMAT事務局から中国ブロックの医療機関に派遣要請(3次隊)を受けて、広島県庁DMAT調整本部から出動依頼がありました。これにより、市立三次中央病院からDMATの5名のスタッフが18日午前11時18分に現地へ出発しました。支援活動は19日、20日の2日間行いました。
派遣スタッフ:医師1名、看護師2名、臨床工学技士1名、事務職員1名

1 活動期間  平成28年4月19日(終日)、20日(終日)
2 派遣拠点  阿蘇医療センター(熊本県阿蘇市黒川1266)
3 内  容  現地活動拠点本部の指示による(患者搬送等)

4月17日に広島県庁に設置された広島DMAT調整本部にて、派遣チームの活動状況確認及びドクターヘリ事務局との調整業務を行いました。
翌4月18日午前11時18分医師2名・看護師2名・事務員1名で構成されたチームで出発し、熊本県阿蘇市の参集拠点に到着後、DMAT災害対策本部との調整業務、危険区域の医療機関からの患者転院搬送調整、被災医療機関の現地調整等にあたり、21日に帰還しました。

構成メンバー

医師3名、看護師3名、業務調整員3名(臨床工学技士、薬剤師、事務職員)