検査科 INSPECTION
運営方針
・正確な検査結果を報告します
・迅速に検査結果を報告します
・患者様の立場に立ち、思いやりの心で対応します
検査科の紹介
当院の検査科は、検体検査と言われる一般検査、生化学検査、血液検査、輸血検査を外来患者様の採血室の隣に配置し、採血後検査を迅速に実施できるように配慮しています。
また、検体検査を囲むように細菌検査、病理検査、生理検査を配置しています。
検査所要時間の目安
検査内容によって、適切な採血管(写真)に採血させて頂いています。採血後、臨床検査技師が直ちに検査を行っています。
検査科では正確な検査結果を、迅速に報告していますが、検査内容によっては検査時間がかかるものがあります。
採血管 | 検査内容 | 採血量 | 分析機 | 検査所要 時間の目安 |
---|---|---|---|---|
赤血球数 白血球数 血小板数 ヘモグロビン他 |
2ml | 20分 | ||
蛋白・脂質 感染症・内分泌 腫瘍マーカー他多数 |
4ml | 45分~60分 | ||
血糖 HbA1C |
2ml | 20分 | ||
血栓症などの検査 ワ-ファリン治療の モニタリング等 |
2ml | 30分 |
一般検査
尿検査、便検査、髄液検査、精液検査などを行っています。
尿検査は尿中に含まれる成分(蛋白、糖、潜血など)の検査を行い、顕微鏡で尿中の赤血球や白血球、上皮成分などを分類して報告しています。これらの成分の数や形態をみることで尿路の出血、感染を疑い、生化学検査、病理検査、細菌検査など次の段階の検査に進むことが出来ます。
便検査は主に大腸がんの早期発見を目的とした便潜血検査を行っています。また、渡航歴があり、下痢などの症状がある場合には寄生虫がいないかどうかを調べる寄生虫卵検査も行っています。
生化学検査
肝機能 腎機能などの生化学検査の他、甲状腺機能 感染症 腫瘍マーカー等の免疫学的検査や糖尿関連検査として、血糖、HbA1c、グリコアルブミン、微量アルブミンの検査を行っています。
また、糖尿病患者様の自己血糖測定機導入時、使用方法等の指導も行っています。指導後も血糖検査用試験紙を検査科でお渡しし、機器使用法や不明な点などのアフターフォローも行っています。
チーム医療として医師 看護師 薬剤師 管理栄養士と共に糖尿病療養指導チームとして活動しています。
血液検査
白血球、赤血球、血小板、ヘモグロビンの数や量の異常、血液の固まり具合を調べています。
また、血液の中に白血病、悪性リンパ腫などの血液の病気の細胞が出てきていないか顕微鏡で観察しています。
輸血検査
細菌検査
発熱や下痢、咳などの症状があるときに、微生物による感染が起こっていないかどうかを調べています。微生物が見つかった場合には、どの薬を使えば効果があるかを検査します。また、医師・看護師・薬剤師らと協力して、院内感染を防ぐためのさまざまな取り組みを行っています。
病理検査
生理機能検査
心臓や肺、脳や神経などの機能や形態を、さまざまな検査機器を用いて検査します。
生理機能検査で行われている主な検査
検査名 | 検査日 | 検査時間 | 検査部位 | 注意事項 |
---|---|---|---|---|
心電図 | 毎日 | 5分 | 心臓 | |
負荷心電図 ※ | 毎日 | 30分 | 心臓 | 動きやすい服装でお越しください。 |
ホルター心電図 ※ | 毎日 | 15分 | 心臓 | 2日連続で来院が必要です。 |
24時間血圧 | 毎日 | |||
血圧脈波 | 毎日 | 5分 | 血管 | |
肺機能 | 毎日 | 5分 | 肺 | |
肺拡散能 | 10分 | |||
腹部超音波 ※ | 毎日 | 15~30分 | 肝・胆・膵など(消化管含む) | 食事は摂らずに来院ください。少量の水分摂取可(お茶・水) |
心臓超音波 ※ | 毎日 | 30分 | 心臓 | 小児科は月曜午後です。 |
頚動脈超音波 ※ | 毎日午後 | 30~60分 | 血管 | |
経食道超音波 ※ | 毎日 | 30分 | 心臓 | 食事・飲料は摂らずに来院ください。検査終了まで飲食不可。 |
睡眠時無呼吸検査 ※ | 毎日 | 呼吸 | 1日入院が必要ですが、自宅で装着する簡易検査も対応可能。 | |
脳波 ※ | 毎日午後 | 30~60分 | 脳 | 脳外科は金曜午後です。 |
聴性脳幹反応 ※ | 毎日午後 | 60分 | 脳幹 | 蝸電図も対応可 |
神経伝導速度 ※ | 毎日 | 30分 | 神経 | 術中モニタリング検査も対応可 |
※)予約検査
検査の予約について
検査は、多くが予約制になっています。
予約状況や検査機器の台数により、検査できない日もあります。
電話での検査予約は行えません。
生理機能検査は、多くの検査を患者の皆さんと臨床検査技師が一緒に行います。
検査に対する不安や緊張があると検査結果に影響することもあります。十分に検査の説明をし、ご理解とご協力を得ながら検査をおこなっています。
患者間違い防止のために、検査開始時に氏名を名乗っていただき、確認しています。
ご協力をお願いします。