放射線科 RADIOLOGY
概要
X線透視検査とは、X線を用いて人体の透過像をリアルタイムで観察しながら撮影・治療を行う検査です。
バリウムを飲んでいただく消化管造影、骨整復などを行う
整形領域、また内視鏡を併用して行う検査などがあります。
検診部門ではFPD(フラットパネル)を採用した装置を以前より導入しておりましたが、この度検査部門にも2019年10月よりFPD搭載の装置を新たに導入しました。
従来の装置よりも少ない被ばくで以前と同等の検査をすることができ、最新の画像処理機能により診断に有用な高精細画像を得ることができます。
この度導入された装置には、トモシンセシスという断層画像を撮影できる機能、広範囲を撮影できる長尺撮影の機能が新たに搭載されています。
X線管球に装着することができる散乱線防護カーテンも新たに導入しました。装着することで手技を行う医師や看護師の散乱線による被ばくを低減することができます。
医療被ばく低減施設として検査に携わる全ての方の被ばく低減を心がけています。
バリウムを飲んでいただく消化管造影、骨整復などを行う
整形領域、また内視鏡を併用して行う検査などがあります。
検診部門ではFPD(フラットパネル)を採用した装置を以前より導入しておりましたが、この度検査部門にも2019年10月よりFPD搭載の装置を新たに導入しました。
従来の装置よりも少ない被ばくで以前と同等の検査をすることができ、最新の画像処理機能により診断に有用な高精細画像を得ることができます。
この度導入された装置には、トモシンセシスという断層画像を撮影できる機能、広範囲を撮影できる長尺撮影の機能が新たに搭載されています。
X線管球に装着することができる散乱線防護カーテンも新たに導入しました。装着することで手技を行う医師や看護師の散乱線による被ばくを低減することができます。
医療被ばく低減施設として検査に携わる全ての方の被ばく低減を心がけています。
所要時間
検査の目的や内容によって異なりますが、通常検査の場合は以下の通りです。
検査名 | 所要時間 |
---|---|
上部消化管 | 10~20分 |
気管支鏡 | 30~45分 |
ERCP | 60~90分 |
検査を受ける前に
上部消化管検査
・前日の21時から検査前まで絶食です。
・検査を受ける直前に、胃腸の蠕動運動や胃液・腸液の分泌を抑制する目的で、筋肉注射を行います。
ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)
・のど麻酔を受けてもらい、検査時はうつ伏せに寝てもらいます。
・腸の動きを抑える注射・眠たくなる注射や痛み止めの注射をし、検査を行ないます。
検査の実際
上部消化管検査
上部消化管検査では、口から造影剤(バリウム)と発泡剤を飲んで、体を回転したり向きをかえたり、さまざまな体位になっていただきながら撮影します。体を動かしていただき、常にその動きを観察するため、粘膜下腫瘍やスキルス胃がんの早期発見が、胃カメラと比べて容易になります。バリウム検査後は、便秘になりやすいため、お渡しする下剤を必ずお飲みください。また、いつもより水分を多めに摂取して下さい。
ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)
ERCP検査とは、内視鏡を用いて胆管・膵管を造影する検査です。口から内視鏡を入れて、十二指腸にあるファーター乳頭より胆管・膵管の中にカテーテルを挿入します。カテーテルから造影剤を入れて、胆管・膵管を撮影したり、同時に胆汁・膵液や組織の採取も行います。
よくある質問
Q: 胃透視で体を回転するのはどうして?
A: バリウムを胃の全体に、均一に付着させるために回転してもらいます。
バリウムを胃の全体に流し付着させることで、病変が見つけやすくなります。
Q: 胃透視で、ゲップが出そうになるのですが、我慢しないといけないの?
A: ゲップが出そうになるのは発泡剤のためです。発泡剤は、水と一緒になると炭酸ガスが発生します。
そのため胃が膨れて、ゲップが出やすくなりますが、胃を膨らすことで、病変が観察しやすくなります。ゲップをしてしまうと、胃がしぼんで元の状態に戻り、病変が見えにくくなります。