診療科・部門

掲載日 : 2017年07月07日

診療科 <呼吸器内科>

概要・特色

呼吸器内科が扱う疾患は、腫瘍性病変,感染性疾患,アレルギー性疾患,呼吸不全と多岐に渡ります。
これらに対応するためには幅広い知識が必要になり、かつ急性期から慢性期まで対応ができなくてはなりません。当院は県北で唯一呼吸器内科を有する病院であるため、全ての呼吸器疾患に対して質の高い診療ができるように日々努力しています。
 

治療方法のご紹介

肺がん

低線量CT検診

日本人の死因の第1位は悪性腫瘍であり、悪性腫瘍の中で最も死亡数が多いのは肺がんです。(2014年時点)肺がんの死亡数を減らすためには、肺がんの早期発見が必要です。
今までは胸部X線撮影や喀痰細胞診で検診を行ってきましたが、これらの方法では肺がんの早期発見は難しいのが現状です。

そこで、最近では被爆線量を通常のCTの1/10程度まで抑えた低線量CTを使った検診が注目されています。
単純X線検診では指摘できない早期の病変を、低線量CTでは発見することができます。より早期で発見ができることにより治療成績も良好で、海外でのCT検診の成績では肺がんの死亡率が20%減少し、肺がん以外での死亡も含めた総死亡も6.7%減少するとの結果もでています。当院では低線量CT検診を行い、肺がんの早期発見、早期治療にも努めています。
 

  • CTで発見された早期肺がん

  • 胸部単純X線写真では見えない

診断

肺がんの診断のためには気管支鏡検査が必要になることが多いです。気管支鏡検査では、気管支内を観察した後に、病変から組織や細胞を採取して診断をつけます。気管支鏡が届かない肺の末梢病変ではX線透視下に生検を行ってきましたが、透視で位置の確認が困難な病変では正確な診断ができませんでした。

当院では末梢病変に対して、CT検査から作成した3Dの仮想気管支鏡画像を用いて正確に病変まで誘導できるバーチャルナビゲーションシステムと、エコーで病変を確認して生検を行うことができる超音波気管支鏡を併用することにより、診断率の向上に努めています。また、当院では検査に伴う苦痛を緩和するために鎮静剤の注射を行って検査しています。
 

治療

呼吸器外科、放射線科と協力して、手術療法、放射線療法およびに化学療法などを併用した集学的治療を最新のエビデンスに基づいて行っています。当科では主に化学療法を担当しますが、患者さんができるだけ普段の生活が続けられるように、外来化学療法を積極的に導入しています。

薬剤の選択に関しては、非小細胞肺がんでは組織型や遺伝子変異の有無によって薬剤の有効性が変わってきます。組織型や遺伝子変異の有無を検査して、最も適切と考えられる薬剤を使用して治療をしていきます。

また、病初期より緩和ケア対応を行い、苦痛の少ない毎日を過ごせることを目指しています。
 

その他の胸部腫瘍性疾患

肺がん以外に、悪性胸膜中皮腫、縦隔腫瘍など比較的まれな腫瘍性疾患に対しても、呼吸器外科、放射線科と協力して診療にあたっています。

肺炎

肺炎は日本人の死因の第3位(2014年時点)で、高齢化に伴い増加傾向です。県北部は高齢者の多い地域であり、当院でも多くの肺炎治療を行っています。治療は抗生剤の内服や点滴によって行われますが、原因となる微生物の種類により用いる抗生剤は変わってきます。重篤な方には幾つかの抗生剤を併用したり、呼吸状態の悪い方には人工呼吸管理が必要になることもあります。

肺結核

肺結核は空気感染するため早期発見が必要ですが、発病初期は症状に乏しく早期発見が困難な病気です。当科では結核の感染拡大を防止するためにも結核の早期発見に努めています。咳が2週間以上続くときは、結核の可能性も考えて検査を勧めています。排菌のある患者さんは結核専門病院に紹介して治療してもらい、排菌のない患者さんは当院で治療を行っています。
 

COPD

喫煙が原因で生じる病気で、咳、痰、息切れが主な症状です。肺機能検査で診断することができ、気管支拡張薬の吸入や内服で治療をします。COPDの予防のために最も重要なのは禁煙です。当院では禁煙のお手伝いをする禁煙外来を実施しています。
 

気管支喘息

喘息予防・管理ガイドラインに沿って吸入ステロイドを主体とした治療を行っていますが、コントロール不良な患者さんには抗IgE抗体療法を用いた最新の治療も行っています。
 

間質性肺炎

肺胞と肺胞の間の壁(間質)に炎症を起こす病気で、咳や呼吸困難が主な症状です。間質性肺炎には、薬が原因で起こる薬剤性肺炎、吸入抗原へのアレルギーで起こる過敏性肺臓炎、膠原病が原因の間質性肺炎などあります。また、原因が特定できない間質性肺炎もあり、それを特発性間質性肺炎といいます。原因が判明すればそれに応じた治療を行い、原因不明の特発性間質性肺炎ではステロイド・免疫抑制剤・抗線維化薬が必要になることもあります。
 

呼吸不全

肺の機能が低下して酸素不足になっている患者さんに対して、自宅に居ながら酸素吸入ができる在宅酸素療法を実施しています。また、換気障害により二酸化炭素が蓄積した患者さんに対しては、在宅人工呼吸療法としてマスクを使用する非浸襲的陽圧換気療法を実施しています。
 

スタッフ紹介

粟屋 禎一(あわや よしかず) 粟屋 禎一
診療科 呼吸器内科 粟屋 禎一
役職 呼吸器内科医長
卒業年 平成11年
専門分野 呼吸器
資格・認定医
日本内科学会認定医・専門医
日本内科学会総合内科専門医
日本呼吸器学会専門医
日本呼吸器内視鏡学会専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
インフェクションコントロールドクター(ICD)
卒後臨床研修指導医養成講習修了者
略歴 平成11年 中国労災病院
平成13年 JA吉田総合病院
平成15年 呉医療センター 中国癌センター
平成17年 東広島医療センター
コメント 県北の医療に貢献できるようにがんばります。

中増 昭久(なかます あきひさ) 中増 昭久
診療科 呼吸器内科 中増 昭久
役職 呼吸器内科副医長
卒業年 平成20年
専門分野 呼吸器一般
資格・認定医 日本内科学会認定医
略歴 平成20年 広島鉄道病院臨床研修医
平成22年 JA広島総合病院
平成24年 安芸市民病院
平成25年 広島大学病院
コメント 県北の医療に貢献できるようがんばります。

松田 賢一(まつだ けんいち) 松田賢一Drアップ
診療科 呼吸器内科 松田賢一Drアップ
卒業年 平成26年
略歴 平成26年 マツダ病院臨床研修医
平成28年 吉島病院 
コメント 一生懸命誠意をもって診療してまいります。

外来担当医一覧

外来担当医一覧

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