診療科・部門

掲載日 : 2017年06月29日

診療科 <眼科>

概要・特色

当科では2名の眼科医にて診療にあたっています。白内障・緑内障をはじめ網膜硝子体疾患や眼瞼などの手術も行い、その他幅広い分野の眼科疾患の診療にあたっています。備北地区から島根県南部まで幅広い診療圏をカバーしており、地域の開業医と連携して診療を行っています。最新の診療機器・手術機器を導入しており、安全で質の高い眼科医療を提供できるようになりました。
外来は月・火・水・金の午前に一般外来を行い、11時までの受付となっています。基本的には予約制であり、一般での受付の患者様には待っていただくことがあります。月・水・金の午後には特殊外来を行っており、特殊検査やレーザー、手術前検査などを行っています。火曜日の午後と木曜日は手術を行っていますので外来受付・予約は行っていません。
より高度な治療が必要になる場合には広島大学病院などに紹介させていただき、より専門的な治療を受けていただくこともあります。 
 

対象疾患

1.白内障

白内障は眼球の中のレンズの役割をしている水晶体が濁ってしまう疾患です。通常は加齢とともに進行し、徐々に見えにくくなっていきます。点眼で進行をわずかに遅らせることができますが、治療は手術を行うことしかありません。手術は年々質が向上しており、より傷口が小さくなって患者様の負担が少なくなってきています。また、乱視矯正のレンズも開発され、より裸眼での視機能改善が期待できるようになっています。最近では通院での手術も可能となってきていますが、当院では入院での手術のみを行っています。入院日・手術日・翌日退院と基本的に2泊3日としています。
 

2.緑内障

緑内障は様々な原因で眼圧が上昇し、視神経を障害することによって視野が狭くなっていく疾患です。最近では眼圧がそれほど高くないのに緑内障になり進行していく正常眼圧緑内障も増加しています。初期ではほとんど自覚症状がないため検査を行わないと気付かないことが多く、ドックなどでの検査が病気の発見に有用です。緑内障の場合、一旦失った視機能は改善することがないため早期発見・早期治療が基本となります。はじめは点眼によって眼圧を下げて治療を開始し、点眼で治療が不十分である場合にレーザーや手術による治療が必要になります。
 

3.網膜硝子体疾患

(1)網膜剥離

網膜に穴があくことによってその下に水が入り込み、はがれてしまう疾患です。ボクシングなどの外傷が有名ですが、加齢に伴う自然発生によるものが最多です。早期に手術を行わないと失明の危険が高く、当科でも症例によって硝子体手術・網膜復位術を行っております。
 

(2)黄斑前膜

加齢に伴って硝子体が縮み、網膜から離れる際に硝子体の一部が網膜に残ってしまい、網膜を変形させてしまう疾患です。歪みや視力低下が生じることが多く、状態によっては硝子体手術によって網膜に張り付いた膜を除去する治療を行います。
 

(3)黄斑円孔

黄斑前膜同様に硝子体が網膜から離れる際に黄斑部を引っ張ってしまい、穴があいてしまう疾患です。中心暗点(中心だけ見えにくい)・視力低下・歪みなどの症状が出ます。硝子体手術によって穴をふさぐことができますが、術後にうつ伏せが必要になります。
 

(4)糖尿病網膜症

糖尿病による合併症の一つで、網膜の毛細血管が障害されて、進行すると出血や網膜剥離を起こし、失明する可能性もある疾患です。初期は内科医と連携して経過観察でよいのですが、進行してくるとレーザー治療が必要になったり、さらに進行すると硝子体手術によって出血や網膜剥離の治療を行うこともあります。
 

(5)網膜静脈閉塞症孔

高血圧や加齢による動脈硬化により網膜の静脈が閉塞していまい、出血を起こしたり、網膜の中心の黄斑部が腫れてしまうことで視力低下を起こす疾患です。黄斑部が腫れている場合にはレーザー治療や注射(抗VEGF剤・ステロイド)が有効です。それでも効果がない場合には硝子体手術が有効であることがあります。
 

4.翼状片

主に鼻側の結膜(白目)から角膜(黒目)に向かって三角形の組織が伸びてくる疾患であり、紫外線が原因と言われています。小さい頃は見た目が悪い以外は特に視機能に影響はありませんが、大きくなってくると乱視が出てきて見えにくくなったり、さらに中心に近づくと直接じゃまになって見えにくくなることもあります。治療としては黒目から翼状片を剥離して切除する手術となります。
 

5.眼瞼疾患

(1)眼瞼下垂

瞼を上げる筋肉が加齢などにより弱り、瞼が落ちてくる疾患です。程度によりますが、瞳孔にかかってくると視野が狭くなり見えにくくなりますので手術適応となります。手術は瞼を上げる筋肉を縫い縮めて強くします。
 

(2)眼瞼内反症

瞼が内側を向くことによりまつ毛が眼球(角膜や結膜)に当たり傷ができ、痛みや充血の原因となります。小児と加齢による場合で治療方法が異なりますが、必要時には手術によって瞼を外側に向けるようにします。
 

6.加齢黄斑変性

加齢に伴い網膜の下の脈絡膜から新たに網膜方向に血管が伸びてきて、周囲の網膜を傷害する疾患です。主に網膜の中心の黄斑部に生じることが多く、視力低下や歪みが生じます。診断の際には網膜・脈絡膜の血管造影検査が必要であり外来で行っています。治療としてはレーザー・光線力学的療法(PDT)・抗VEGF剤の注射・ステロイドの注射などがありますが、現在ではほとんど抗VEGF剤の注射が行われています。注射に反応が悪い場合にはPDTが必要になることがありますが、当院にはその設備がないため広島大学などへの紹介させていただくことがあります。
 

診療実績

 
平成26年度
平成27年度
平成28年度
白内障手術
728
644
722

網膜硝子体手術

94
106
99

緑内障手術

27
16
16

眼瞼手術

43
25
28

その他

62
28
42

954
819
907

網膜光凝固術

63
66
62

後発白内障手術

101
69
53

眼科関連手術 算定件数

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スタッフ紹介

小林 隆幸(こばやし たかゆき) 小林 隆幸
診療科 眼科 小林 隆幸
役職 眼科医長
卒業年 平成12年
専門分野 眼科一般
資格・認定医 日本眼科学会専門医
卒後臨床研修指導医養成講習修了者
略歴 平成12年 広島大学眼科入局→ 安佐市民病院→ 中電病院→ 光輝病院→ 広島大学病院→ 福山医療センター→ 広島大学病院→ 県立広島病院→ 広島大学病院→ 市立三次中央病院
コメント より質の高い眼科医療を目指して頑張りたいと思いますのでよろしくお願いします。

神原 諒子(かんばら りょうこ)
診療科 眼科
役職 眼科副医長
卒業年 平成21年
資格・認定医 日本眼科学会専門医
略歴 平成21年 関西医科大学卒
平成21年4月~平成24年3月 広島大学病院
平成24年4月~平成26年3月 国立呉医療センター
平成26年4月~平成28年3月 県立広島病院

尾上 弘光(おのえ ひろみつ)
診療科 眼科
卒業年 平成26年
専門分野 眼科一般
略歴 平成26年3月 川崎医科大学卒業
平成28年3月 JR広島病院研修医終了
平成28年4月 広島大学病院眼科
平成29年4月 市立三次中央病院眼科

外来担当医一覧

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