診療科・部門

掲載日 : 2015年12月21日

臨床工学科

臨床工学科の特色

院内における医療機器の安全保守管理および、臨床技術提供を効率的かつ迅速に行っています。これにより、すべてのメディカルスタッフがチーム医療を円滑に行えるようにすること、結果として患者の安全を守り高度な医療を提供できることを目的に、臨床工学科スタッフの7名が活動しています。

スタッフ紹介

臨床工学主任:出雲 和也(前中央)・・・後ろ振り向かず、前向いて進もう!!
臨床工学技士:森田 剛正(後右)・・・・・医療機器の高度化に乗り遅れないよう努めてまいります。
     益田 量久(後左)・・・先輩方に負けないよう頑張ります!
     賀島 博美(前左)・・・忙しいですがやり甲斐あります!!
     高畠 衣里(前右)・・・日々進化していきたいと思います!
     木船 裕貴(後右2)・・・活躍の場を広めていきます。全てはチャンス!
     廣中 佑介(後左2)・・・出来ることはしっかりと、出来ない事は一歩ずつ頑張ります

臨床工学科の理念

当院臨床工学技士は、高度医療に伴い必要とされるME機器を安全に使用できるために、しいてはより安全でより質の高い医療を提供できるために、必要な活動に積極的に取り組み、またその努力を惜しみません。

臨床工学科の方針

1.急性期および高次医療を展開する地域中核病院として、当院に求められる医療ニーズに応えていく努力を継続します。
2.安全・安心で効率的なチーム医療を展開するために、すべてのメディカルスタッフと緊密な連携を図ります。
3.医療専門職である臨床工学技士としての責任を全うしまた誇りを維持するために、院内外の教育・研修の機会に積極的に参加し、知識の向上に努めます。
4.医療機器の安全性・有効性・効率性を保持また向上させ、良質の医療を提供するために、医療機器を常時適切な使用条件に整備することに責任を持って関わります。
5.医療事故、機器故障を防ぎ、患者の安全を守るために、医療機器の取扱説明などのME教育を、積極的に自発性を持って実施します。

業務の種類

業務実績

血液浄化

 平成24年度平成25年度平成26年度
CART 7 26 46
G-CAP 14 20 13
CHDF 126 82 48
PMX+CHDF 15 5 8

バスキュラーアクセス

 平成24年度平成25年度平成26年度
シャントエコー 338 380 327
シャントPTA 146 135

ペースメーカ

 平成24年度平成25年度平成26年度
チェック 617 612 491
植込み 33 35 29
交換 11 21 16
他科立ち会い 30 30 22

補助循環

 平成24年度平成25年度平成26年度
PCPS(件数/累積) 0 1名/5 0
IABP(件数/累積) 8名/18 6名/19 7名/12

ラジオ波焼灼

 平成24年度平成25年度平成26年度
ラジオ波 8 3 0

医療機器点検件数

 平成24年度平成25年度平成26年度
 定期点検終業点検定期点検終業点検定期点検終業点検
輸液ポンプ 402 3683 456 4535 411 4681
シリンジポンプ 231 1366 241 1410 245 1423
経腸栄養ポンプ 65 122 69 92 66 98
低圧持続吸引器 44 72 38 105 42 116
人工呼吸器 4 185 4 205 5 215
AED 24 16 29 9 25 7
除細動器 36 32 32 19 32 31
透析装置 148   94   160  
保育器 43   35   35  
PCPS 4 0 4 1 4 0
IABP 6 11 9 12 8 9
PCAポンプ 8 14 7 12 14 18
DVTポンプ 95 994 88 962 98 1019

血液浄化業務

人工透析室

当院の人工透析室は25床あり、月水金曜は午前午後と2クールおこない、火木土曜は午前1クールをおこなっています。HD(血液透析)をはじめ、OHDF(On-lineHDF)をおこなっており、透析液水質の清浄化を維持するよう努めています。
また、G-CAP(顆粒球吸着療法)、CRAT(腹水濾過濃縮再静注法)、の実施もしています。

急性血液浄化

集中治療として必要となった患者さんに、CHDF(持続的血経濾過透析)、PMX(エンドトキシン吸着)、PE(血漿交換)の実施をしています。

シャントエコー

慢性維持透析患者さんのバスキュラーアクセスの管理で、シャントエコーを実施しています。定期的におこないFV(上腕動脈血流量)、RI(血管抵抗)、狭窄部位など、シャントの状態を把握し、医師へ報告しています。

シャントPTA

医師の診断により、シャントPTA(経皮的血管拡張術)をおこなう場合、臨床工学技士は医師の清潔介助をおこない、医師の補助をはじめ、治療を円滑に且つ安全におこなえるよう努めています。

腹膜透析効率算出

PD Adequestを用いて、腹膜機能や透析効率を算出、また個々の適切な処方により予測透析効率や、除水量、塩分摂取量など算出し、医師へ提言し連携をおこなっています。

手術室業務

当院の手術室では手術を全6部屋で年間約3000例の手術が行っています。近年手術で使用される医療機器は高度化・複雑化しており、そのような医療機器に対応すべく専門である臨床工学技士が手術室においても業務を行っています。手術室業務は医療機器保守管理、臨床支援のほか機器のトラブル時の対応などをおこなっており安全で質の高い手術が提供できるよう日々努めています。

医療機器保守管理

手術室には多種多様な医療機器があります。これらの機器は医療機器管理システムを用いて保守管理を行っています。以下の医療機器の保守管理を日々行っており、万が一のトラブルや故障を未然に防ぎ、手術が安全に行えるよう努めています。

保守管理機器一覧
●麻酔器 ●開放式保育器
●生体情報モニタ ●エアパッド加温装置
●除細動器 ●手術台
●電気メス ●手術用顕微鏡
●超音波手術器 ●内視鏡外科手術装置
●レーザー手術装置 ●血液ガス分析装置
●シリンジポンプ ●その他無影灯など手術室設備

臨床支援

医療機器は年々複雑化しており手術室でも同様です。以下の手術で医師の指示のもと術中の操作、設定などのサポートをしています。

  1. 1.内視鏡手術機器のセッティングと始業点検
  2. 2.経尿道的内視鏡手術のセッティングと始業点検
  3. 3.ペースメーカー植込み術
  4. 4.ペースメーカー術中設定変更
  5. 5.レーザー手術装置の操作
  6. 6.自己血回収操作

医療機器管理業務

医療機器中央管理

当科では医療機器管理システム(HOSMA)を使用し医療機器を中央管理しています。またサーバーを設置し手術室とLANで接続、さらに院内無線LANを利用してモバイル端末などで点検や機器確認をすることが可能となっています。機器にはバーコード管理でおこない、貸出ではタッチパネルの音声ガイドで簡単に操作ができるようになっています。

保守点検

当科では輸液ポンプ、シリンジポンプ、低圧持続吸引器、経腸栄養ポンプなどをMEセンターで、医療機器管理システムを使用し中央管理しています。その他に院内にある除細動器、人工呼吸器、PCPS、IABP、閉鎖式保育器、フットポンプ、カテ室のインジェクター、IVUS、ポリグラフなどの保守点検を行っています。
患者さんに使用した医療機器がMEセンターに返却されると終業点検を行います。故障の有無や正しく動作するか次の使用までに点検を行います。
決められた期間に使用・経過した医療機器は定期点検を行っています。終業点検と違い、厳密な試験を行い、場合によっては部品の交換なども行います。
血液浄化、人工呼吸器、IABP、PCPS使用時は使用中点検をおこない、安全の確保に努めています。

保守管理機器一覧
●輸液ポンプ ●インジェクター ●医薬品注入コントローラ
●シリンジポンプ ●IVUS  
●低圧持続吸引器 ●ポリグラフ
●経腸栄養ポンプ ●除細動器
●保育器 ●AED  
●人工呼吸器 ●ベッドサイドモニタ
●光線治療器 ●SPO2  
●IABP ●セントラルモニタ
●PCPS ●携帯酸素ボンベ
●DVTポンプ ●送信機  
●ネーザルハイフロー ●PCAポンプ

ペースメーカ業務

ペースメーカ植込み・交換手術

ペースメーカの植込みや交換に臨床工学技士が関わっています。手術中には閾値測定、波高測定、リード測定など植込みに必要な測定をプログラマー操作でおこない医師と連携を取りながら実施しています。

ペースメーカチェック

ペースメーカの働き具合、電池の消耗、イベントの解析を定期的に外来へ来て異常が無いか、プログラマーでチェックをおこなっています。毎週水曜日に外来でおこない、医師へ情報提供をしています。

ペースメーカ他科での立会い

ペースメーカを植込みされている患者さんには、電気メス使用する治療・手術、放射線治療において、ペースメーカチェックや設定を変更し、ペースメーカに影響が無いよう臨床工学技士が対応しています。

ペースメーカ患者への日常生活指導

ペースメーカを植込みされた患者さんには、電気製品の扱い、外来に来る方法、検脈指導など、自宅で安全に生活できるよう指導をしています。また遠隔モニタリングを利用することで、自宅から病院へペースメーカの情報が送られてくるシステムについての説明を、臨床工学技士がおこない管理をおこなっています。

NPPV業務

導入・指導

慢性呼吸不全患者のうち、低酸素血症に加えて慢性的に二酸化炭素の蓄積を伴ったⅡ型呼吸不全には、継続的な補助換気(人工呼吸療法)が必要となる場合があります。非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)は、気管切開することなくマスクを介して換気を行う治療法で、臨床工学技士は導入時セットアップ、患者指導をおこなっています。

その他の業務

ラジオ波焼灼

医師が超音波エコーで観察しながら、がん組織に直径1.5ミリほどの電極を挿入し、周波数の比較的低いラジオ波を流して100度前後の熱で焼き、がん細胞を壊死させる治療法です。臨床工学技士はラジオ波焼灼装置の操作を行っています。

RST(呼吸サポートチーム)

医師・看護師・臨床工学技士・理学療法士の職種が様々な知識を持ち寄り、人工呼吸器を装着している患者さんへの管理方法や人工呼吸器の早期離脱、質の高い看護ケア、人工呼吸器の安全管理などを提供できるよう活動しています。

CST(心不全サポートチーム)

医師(循環器内科)看護師、臨床工学技士、理学療法士、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師たちで構成された専門チームで、慢性心不全患者さんへの入院中・退院後の療養生活を安心しておくって頂けるようサポートができるよう活動しています。

DMAT(災害派遣医療チーム)

DMAT(Disaster Medical Assistance Team)とは災害急性期に活動できる機動性を持った、トレーニングを受けた医療チームと定義されており、大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場で活動する医療チームです。災害拠点病院の当院では、医師、看護師、業務調整員(臨床工学技士、薬剤師、事務員)の構成で、トリアージや現場での応急処置、消防や警察と連携し病院への搬送。大規模災害時では被災地の病院支援や航空機を用いた広域搬送などをおこないます。日々いつでも出動できるよう、実働訓練、技能維持訓練をおこない対応できるよう努めています。

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