診療科・部門

掲載日 : 2015年12月09日

放射線科 放射線治療

概要

放射線治療とは、リニアック(=直線型加速装置)と呼ばれる機器を使用して、高いエネルギーのX線や電子線をがん細胞に照射する治療法です。手術による外科療法、抗がん剤による化学療法と並ぶがん治療のひとつです。主に、がんを完治させる根治的照射、がんの進行を遅らせたりがんによる苦痛を抑える緩和的照射、あらかじめ照射することにより根治性を高める予防的照射などが行われています。
放射線治療の特徴は、手術のような切除をしない治療のため臓器の形や働きを温存できることや、治療そのものによる痛みがないため体への負担が少ないことです。しかし、がんの種類によって放射線の効きやすさに違いがあり、治療期間も通常1~2ヶ月と長期間になります。
当院では、一般的な放射線治療以外に、小さな病変に対してピンポイントで照射する高精度放射線治療にも対応しています(適応部位に制限があります)。

放射線治療の流れ

1.診察

病気の種類、検査結果、身体の状態などを考慮して放射線治療が適応となった場合、放射線治療専門医から放射線治療についての方法やスケジュール、副作用などの具体的な説明があります。

2.治療計画

治療計画室にて実際の放射線治療時と同じ体位になり、担当技師が皮膚にマーキングを付けX線CT撮影を行います。
そのX線CT画像をもとにして、放射線治療専門医が放射線を照射する範囲、方向、 線量、治療期間などを決定します。

3.毎回の治療

1日1回(場合によっては1日2回)、リニアック治療室にて治療計画時と同じ体位になり、担当技師が皮膚のマーキングを確認しながら治療部位の位置合わせを行い治療(照射)します。
 治療期間中、 放射線治療専門医による定期的な診察があります。

所要時間

1回の治療にかかる時間は、リニアック治療室に入室してから治療を受け、退出するまで通常15分前後です。

治療を受けられる方への注意事項

1.治療期間中は、皮膚のマーキングを消さないように注意してください。特に、マーキング部位を入浴時にこすったり、湿布やテープ類を貼ったりするとマーキングが消えてしまいますので注意をお願いします。
2.実際の治療時は、出来るだけ身体の力を抜いて治療台に寝てください。担当技師が治療部位の位置合わせをしますので、力を入れず身を任せましょう。また、照射終了の合図があるまでは動かないようにしてください。
3.照射中(治療中)は、治療室内で1人になりますが、モニタとマイクでとなりの操作室から治療室内の様子がわかりますので安心してください。何かあれば、すぐに対応できます。
4.放射線治療の効果や副作用は、照射部位(放射線が実際にあたっている範囲)に限局されます。よって、その部位(範囲)以外に影響はありません。
5.その他、放射線治療に関する質問や相談は、放射線治療を担当している放射線治療専門医、診療放射線技師、看護師にいつでもおたずねください。

よくある質問

Q:放射線治療って痛いですか?

A:放射線治療による痛みや熱さなどはありません。ただし、副作用として、皮膚炎、粘膜炎、食欲不振、倦怠感などがありますが、多くの場合は一時的な炎症のため、治療期間終了後1ヶ月ほどでおさまります。

Q:放射線治療によって髪の毛が抜けますか?

A:頭部に放射線を照射する場合には、副作用として髪の毛が抜けることはありますが、頭部以外に照射する場合は、放射線の影響で髪の毛が抜けることはありません。

Q:皮膚のマーキングが消えたので自分で書いていいですか?

A:マーキングが消えたり、薄くなったりした場合、自分で書き足すことは絶対にしないでください。
正しいマーキングがわかりにくくなり、正確な治療ができなくなります。担当技師が正しいマーキングをしますのでお申し出ください。

関連サイト

放射線治療についての情報

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