病院の概要

病院長あいさつ


  • 市立三次中央病院長 永澤 昌

令和3年度活動方針

 新年度にあたり、ご挨拶申し上げます。三次市のみならず備北圏域の市民の皆さまの健康を担う責任の重さを、コロナ禍にあって益々自覚する毎日です。しばらくは、「ワクチン・プラス」の生活が必要ですが、その上でよりよい生活を過ごして行かれますよう、病院も一緒になって各課題の解決に取り組んで行く所存です。
  さて、令和3年度桜の季節となり、新たに迎えた職員は41名です。内訳は医師21名、看護師16名、薬剤師1名、社会福祉士1名、理学療法士1名です。4月1日~2日には全体オリエンテーションを行い、当院の存在意義と役割を理解していただいたところです。

 ここでは、当院の活動方針を述べさせていただきながら、今後は病院としてだけでなく、市民の皆さまがたと一緒に取り組んで行きたいことを列挙してみたいと思います。また、内外の医療関係者のかたがたへ情報提供とさせていただきます。

 以下が、市立三次中央病院 令和3年度活動方針になります。
 

1.総合的な質の管理(TQM:Total Quality Management)のさらなる推進

 トップダウンによる全体管理だけでなく、現場の底力を養う医療の質改善活動をさらに進めます。
① 患者安全の基本:現場の質改善活動の活性化を進めます。
 5S活動とQC活動を基本柱とする患者安全の具体的施策を推し進めます。
 現場でのこれらの活動が当たり前の姿となる風土の醸成をおこないます。
  これによる現場の底力アップ、レジリエンスを発揮できる組織とします。
  (5S: 整理・整頓・清掃・清潔・習慣、QC: Quality Control)
② 委員会活動の有機的活用:PDCAの回る活動とします。
 次に述べる2~4の項目を活動の内容に入れ込み、年間活動計画を立案し実行する。
 また評価(中間・最終評価)を必ず行い、その後の活動に結びつけるものとします。
③ チーム医療の推進:止まらない、進歩を続ける組織を作ります。
 課題を明らかにすることとします。その上でその克服のための具体的活動計画を立てて年間を通じて行動することとします。
  

2.第3者機関による病院機能評価受審の準備年間:2-3年後での再受審を目指します

 項目3にある、病院建て替え時期からも早めに受審をし、これをきっかけに今標準的に求められている病院の機能は何であるかを再確認します。
① 事前研修受講による事務力向上を図ります。
② 院内機能評価のためのシステム作りを、1を踏まえて行います。
 

3.病院建て替えのための準備年間:市民にとって望ましい当院の姿を具体的に表現します

 7年後を目安として、病院の建て替えを行うこととなりました。どのような病院の姿を目指すべきでしょうか?これが今年度のテーマです。
① 「病院のあり方を考える市民の会」を設けて、360度目線での意見を収集します。
② その上で、病院の機能として、また市立三次中央病院の機能として必要なことを具体的に表現します。
 例えば、感染防止対策委員会は、感染対策として必要なインフラ、病院構造はどうあるべきであり、何が必要であるか? 病院機能評価項目を参考にしつつ、創造的でありながらもかつ具体的表現をおこないます。
 

4.病病連携強化の新しいかたち:医療資源の有機的運用を進めます

 地域医療連携推進法人である“備北メディカルネットワーク”では、医療資源の少ない地域における事業として、以下の項目に今年度は取り組みます。
① 医療機器の共同利用・購入
② 医師、看護師、他の医療スタッフの病院間人的交流
③ 薬剤の地域フォーミュラリーの推進
 例えば、臨床工学技士を短期で相互に派遣しあうことで、地域内での業務の標準化と質の向上を図ります。
(“備北メディカルネットワーク”は、備北二次医療圏で急性期医療を担う4病院である、市立三次中央病院、庄原赤十字病院、三次地区医療センター、庄原市立西城市民病院で構成されています。お互いがゆるやかに連携しながら、医療資源の有効的な活用を進めるために県知事より平成27年に認可された法人です。)
 

5.病院セキュリティマネジメントの見直し:2.の受審を睨んだ活動をおこないます

 「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン適合性チェックリスト」を活用して、病院セキュリティマネジメントのPDCAサイクルをシステム化します。
 

6.BCPの見直し:関連する会議を年に3回以上開催します

① 新形コロナウイルス他、未知の感染症対応
② 災害時の病院の機能維持
③ 大規模災害での市立三次中央病院の役割の見直し
 これらについて、PDCAが止まらないように活動します。
 

7.病院経営の健全性維持:先を見通した経営を常に心がけます

① 計画的で無理のない投資ができる予算案の策定をおこなう。
② 総収益に加えて、付加価値価格(比率)を経営指標に組み入れる。
 

 以上実行することでの当院のレベルアップを図っていきます。 (令和3年4月9日脱稿)
 

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